住まいの相談室
湘南よみうり新聞でおなじみの「住まいの相談室」が、住まいに関する様々なご質問にお応えしています。家や庭でお困りの事がありましたら、お気軽にご相談ください。
ご相談は予約制となっておりますので、ご希望の方はまずはご連絡くださいね。
大切な我が家に長く快適に暮らすには、様々な疑問や問題がつきまとうものです。 住まいの疑問に答えるコーナーとして「住まいの相談室」を開催してきたおかげで多くの方々の住まいを快適な住まいに変えることができました。 今後もより多くの住まいを快適な住まいに変えてゆければと思います。
住宅で失敗しないための事例として、これまで寄せられた相談例をご紹介して参りますので、お役に立てればと思います。メールでのご相談もお待ちしております。
★2.古い木造住宅の2階に新しく水廻りを設けたい
★3.一年中花が咲く花壇は どうやって作るのでしょうか?
★4.洋室を和室に、和室を洋室にリフォームする
★5.秋花壇・冬花壇の具体的な植栽プランの一例を教えてください。
★6.朝の身支度コーナーを作りたい
★7.サンルームで植物を楽しむには?
★8.浴室の高齢者対策をどうするか
★9.マンションの騒音対策をどうするか
★10.北向きの部屋の結露を予防する
毎年、庭の雑草に悩んでいます。
①毎年、雑草に困っているので雑草の生えない庭にしてほしい。
②庭石や飛石が通路に置かれていたため、つまずきやすくて危険なのでどうすればよいか?
③庭木がたくさんあるのでその木を使ってデザインしてほしい。
④庭から駐車場への出入口を作りたいが門扉はどうすれば良いか?
⑤20年程前にご主人がポルトガル出張で購入したお土産のタイルを庭に使いたい。
これらのご要望に全てお応えして、出来上がったお庭の写真です。
もっと詳しい事例を知りたい方はこちらから⇒
夫婦と小学3年の息子の3人家族です。半年後に両親と実家に同居することになりました。
2階の6畳3部屋に住む予定で、キッチン、バス、トイレなどを2階に設けたいと希望しています。築27年と古い木造住宅なので、水廻りを新たに作る工事が可能か心配です。
また、6畳間に設けるか、1階屋根部分に増築するか、どちらが良いのでしょうか?
水廻りの工事は可能です。けれども、構造材の老朽化がどのくらい進んでいるか、一度専門家に見てもらうようにしてください。現在の平屋部分は、構造材や梁などの寸法が平屋なりのものしか使われていません。1階に重力がかからないように、柱に工夫をすればよいでしょう。
さて、水廻りの新たな設備配管の方法は、外壁の外側に設けて2階に持ってくる露出タイプと、1回の今ある水廻りから分岐する内臓タイプの2通りがあります。もし、現在ある2階の2部屋にはほとんど手を入れないのなら、増築部分に水廻りを作るほうが、既存部分の取り壊しがない分、費用を抑えることが出来ます。
全体のプランを考える際には、リフォーム後、何年生活するかといった、将来の計画も十分検討したいものです。とりあえず数年間、形を整わせるだけでよいならその方策も考えられます。木造住宅は30年くらいを耐久性のめどにしますが、柱や梁などの構造がしっかりしていれば、リフォームして50~60年以上保たせることは充分に可能です。その際、耐震補強をしっかりしてリフォームすることをお勧めします。
いずれにしてもリフォームをする際には、将来10年くらいの生活を見越してプランを練るのが理想といえるでしょう。
一年中花が咲く花壇はどうやって作るのでしょうか?
春夏秋冬、四季の移り変わりがはっきりしている日本では、季節に合わせて実に様々な花を楽しむことができます。
一年中花壇やベランダなどで花を楽しむためには季節に合わせた植栽プランを考える必要があるわけです。
季節に合わせて、毎回全ての植物を入れ換えてしまえれば、変化に富んだディスプレイを常に楽しむ事ができます。
しかし、手間や費用のことを考えるとそうそうできることではありません。
そこで開花期間のできるだけ長い一ものを中心に植栽プランを作り、それぞれの季節に合わせた花たちを組み合わせていくとよいでしょう。
半年後に母と同居する予定です。洋室を和室にリフォームしたいのですが、アドバイスをお願い致します。
洋室を和室に、和室を洋室にというリフォームは、大きな構造の変更さえしなければ難しいことではありません。
まず、洋室を和室に変える場合床の高さが問題になります。床高を以前と同じにするのなら、根太の高さを調整しなければなりません。床高を上げてもよければ、カーペットを取り外した上に畳を敷きます。板張りならそのままで構いません。
壁や天井は既存の壁紙などを取り、新しく和風に仕上げをすればよいわけですが、一般に洋室は柱を見せない「大壁」と呼ばれる作り方が多いので、柱を見せた「真壁」にする場合は付け柱をします。その他、廻縁や長押、鴨居など和室の約束事を本格的に施工するのは費用のかかることです。あまり約束事にとらわれず、例えば大壁の和室など自由な発想をしてみるとよいでしょう。
和室を洋室にする場合は畳をフローリングやカーペットに変えるわけですから床高は自由になります。柱を隠して大壁にしたり、天井を張り替えることもそれほど難しいことではありません。ただ、最近は洋室・和室といっても色々なデザインがあり、スタイルにとらわれないで既存の物をうまく活かして利用してはどうでしょう。良い柱があれば隠してしまうのはもったいないですし、障子も洋室に良く合います。襖も縁を変えて洋風の紙や布を貼って色々な表情を楽しんでみましょう。
秋花壇・冬花壇の具体的な植栽プランの一例を教えてください。
秋花壇は、サルビアの赤や紫、マリーゴールドの黄色やオレンジの花を中心に、アゲラタムやケイトウなどを組み合わせてコントラストの強い配色を楽しんではどうでしょうか。
黄色やオレンジの花を中心に配色し、紫や赤をポイントに使うと涼しげな秋の気候のもとで、明るく暖かな印象を与える花壇が楽しめます。
特に秋らしい花壇を楽しむ場合には、コスモスを群植しますが、キバナコスモスと混植し、花色を混ぜ合わせて植え付けると、従来のコスモスにはない、華やかでインパクトのある配色を楽しむことができます。11月中旬以降になると、そろそろ冬花壇の準備に入ります。
冬花壇はそのまま春花壇に移行できるよう、秋植え球根の植え付けに合わせることもありますが、冬だけのことを考えると、葉ボタンとパンジーがほぼその中心です。
葉ボタンは主にデザイン花壇で利用されますがミニ葉ボタンとパンジーやストックなどを組み合わせて、自然風の花壇の中に取り入れることもできます。
花壇と違い、寒さの影響をあまり受けないベランダではシクラメンやシネラリア、プリムラなど豊富な花色を持つ花たちを利用することができます。
2LDKの中古マンションに、夫婦と中学2年、高校1年、会社員の娘の5人で住んでいます。バスルーム前の洗面スペースが狭いため、朝は身支度の時間でサニタリーが混み合います。そこで、洗面スペースの近くに、簡単なリフォームで、朝の身支度コーナーを作ることはできないものでしょうか。
ご質問のコーナーのスペースをどうとればいいか、図面を拝見したいところです。廊下ぐらいの広さに、新たにコーナーを作るのは無理でしょう。また洗面所の中にこれ以上スペースがないならば、インテリア小物や家具のアイデアで処理するのも一案です。
以前、厚さ8㎝の薄い縦長の家具を設計したことがありました。真ん中に縦長の鏡があり、両側に化粧品棚を設けた家具です。廊下に取り付けたのですが、なかなか好評でした。もちろん、戸棚に両開きの扉が付けば、申し分ありません。
もっと簡単な方法として、洗面所近くの廊下に、巾30㎝の縦長の鏡を取り付けて、化粧品用のワゴンか、各自の小箱または引き出しや物入れが付いたスツールなどを買うか作るかして、座りながら化粧品などの身支度をするのはいかがでしょう。外出前の全身チェックもでき、家族全員で利用できます。
もしマンションの壁が、コンクリートやブロックでなく、木造の壁でしたら、壁の厚みを利用して、その中に埋め込むような棚をオーダーするのも解決法の一つです。邪魔にならず、スペースもとらないので効果的です。
サンルームで植物を楽しむには?
サンルームでは、植物は十分な日光を浴びますが、まんべんなく日光が当るようにするためにも、鉢の位置を入れ替えたり、鉢を回して向きを変えたりするように注意しましょう。
葉に広がりのある植物は隣の鉢と あまり近づけて配置すると、それぞれの葉が陰になってしまいますので、ある程度、鉢の間隔を空けて配置するとよいでしょう。
水遣りは、必ず午前中に行って下さい。
サンルームでは午前中に水をやっておかないと、温度の下がる夕方までに鉢の中の水分が乾燥せずびしょびしょのまま夜を迎えることになり鉢の温度を急激にさげてしまいます。
葉に直接水をかけると、痛みの原因になりますので注意が必要です。
今度、両親と同居するのを機会に浴室をリフォームすることにしました。高齢者対策には、どのような工夫が必要ですか。
高齢者対策は手摺りをつけること、滑らない床材を使う等、ある程度の条件は誰もが推察できますが、大切なことは、入浴時間の過ごし方です。
高齢者自身の生きがいの一つに、「孫と入浴する」という意見が多くあります。これには愛情を交わす相手がいる幸福感の他に自分の果たす役割が家庭に感謝されるといえる「役立つ喜び」があります。こうしたケースから入浴時のシーンを想定すると、浴槽や浴室の広さをやや広めにとることが大切でしょう。
また仮に一人で入るときも、少しからだがだるいときなどに利用できるベンチを洗い場に置いたり、浴槽は中に座る機能が付いた物や背もたれ側に30㎝くらいの平らな部分を造って腰掛ける事ができるものにする等、ちょっとした工夫が求められています。
また、外部の緑を眺めながら入れる明るい浴室、24時間入浴可能で掃除が不要な循環式機能の付いたもの、汚れに強い材質など生活上気分が良く、楽になる浴室とは何かをさらに追求しなければなりません。しかし、これは高齢者のみではなく、誰もが求めている浴室であると言えるでしょう。
3歳、4歳、7歳と育ち盛りの子供が三人います。公団住宅に住んでいますが、下の階の方から子供が駆け回る音がうるさいと、何度か苦情が来ました。
今回リフォームをするにあたり騒音対策にどんな配慮をすればよいでしょうか。
騒音対策は音の程度により対処も異なりますが、方策をいくつか紹介します。
第一にカーペットの敷きつめをする。これは音の伝導を抑える効果が高い方法です。ただし子供の小さい家庭では、汚れの点で数年したらカーペットを交換するというような事も考えられます。
次にコルクタイルにする。物の接する音がソフトで踏み心地もよく、子供が床で遊ぶ時も肌に優しい接触感があります。
フローリングにしたい場合は、床の表面材とコンクリート部分の間が空洞のままだと、太鼓と同じ原理でかえって音が大きくなるので処理が必要です。
他に床材の裏にゴムや発砲スチロールが接着しているものがありますが、子供のドタドタ走る音が消えるほどの効果はなく、イスやテーブルを引く音が気にならないという程度でしょう。
工事に際しては、あらかじめ工期と音の出るピークを説明し、騒音対策を講じたリフォームであることを階下の方にも説明し、内諾を得ておきましょう。
マンション生活の場合、階下の騒音は気になるものですが、何らかの方策と生活態度で許しを願う以外はないでしょう。小学生になったら子供に共同生活のマナーをしつける事もいい結果を生むかもしれません。
中古で一戸建てを購入予定です。2階の北側にある洋室に窓が2つあるのですが、壁と天井のクロスにカビが生えています。
現在の住人は結露に悩まされているために、物置同様に使っているということです。購入したらクロスは替えるつもりですが、結露を予防する手立てがあれば、教えてください。
結露は、外気温と内気温の差から生じます。防止のためには、壁下地材を壁から少し離し、外壁との間に空気層を設けてボードを張る2重張りが一般的ですが、その程度でおさまるものかどうか、結露の状況により処理方法も異なります。
簡単なものは、前記の2重張りの上に、防カビ性の処理が施してあるクロスを張る方法があります。この場合でも、立地条件により外気温との差が特に激しい場合は、外壁とボードの間に断熱材を入れると良いでしょう。さらに、大がかりにはなりますが、二つの窓の内側に、断熱用の樹脂製のサッシを取り付けて二重サッシにする方法もあります。このサッシは防音効果にも優れていますので、近隣の騒音に悩まされているお宅にも役立ちます。
また、ご質問では壁だけではなく天井にもカビが生えているとのことですが、結露ではなく、外壁の亀裂や屋根等の破損から、雨漏りしていることもありますので、一度、専門家に診断して貰うことをお勧めします。
★ギフト&ギャラリー ショップくすの樹★
〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北4-2-5
[茅ヶ崎駅より徒歩10分/駐車場あり]
TEL:0467-87-3928(ハナ サクニワ) FAX:0467-58-9191
営業時間:11:00~17:00 定休日:水曜,祝日,第1·第3日曜
★ギフト&ギャラリー ショップくすの樹★
〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北4-2-5
[茅ヶ崎駅より徒歩10分/駐車場あり]
TEL:0467-87-3928(ハナ サクニワ)
FAX:0467-58-9191
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜,祝日,第1·第3日曜